雛月
毎年、地域起こしの一環として香川県各地でひな祭りが行われます。先日スタッフの一人が観音寺市にある[ふるさと学芸館]へ出かけたので、その様子をご紹介します。
ここでは、市民から寄せられたおよそ200体あまりのひな人形が展示されています。近年、住宅事情からか、段飾りが少なくなってきていますが、ここでは豪華な御殿飾りや八段飾りを見ることができます。今年も3月31日まで展示されているそうです。
同じスタッフから、ひな人形にまつわる珍しい風習を聞きました。
三豊市仁尾町では、1579年3月3日に仁尾城が落城したことから、3月にひな祭りが行われず、八朔の日(9月)に男子の節句と一緒に飾られるようになったのだそうです。この風習は長らく途絶えていたそうですが、1998年「仁尾八朔人形まつり」として復活し、今に至っているそうです。
長らく香川県に住んでいるのにちっとも知りませんでしたが、ぜひ行ってみたいスポットのひとつとなりました。
*9月に行われる男子の節句とは、香川県の西讃地区において、旧の八月一日(朔日)、団子で馬を作り、飾って男子の健やかな成長を祝う行事で、「馬節句」とも呼ばれています。