ひまわりの季節

暑い日が続いていますが、皆さまお元気でお過ごしでしょうか。

この時期、ひまわり畑のひまわりが咲き誇っています。

そんな ひまわりは、夏を象徴する花として多くの人に愛されています。
その名の通り、太陽の方向に花が向く性質があり、「向日葵」という漢字でもその特性を表しています。
その動きは、若い時期の茎が成長する際に見られるもので、花が咲き切ると動きは止まり、東を向くことが多いとされています。

ひまわりにはたくさんの品種があり、大輪のものから小さくかわいらしいものまで様々です。
また、観賞用だけでなく、種から作るヒマワリ油など実用的な面も持っています。
その明るい黄色い花と太陽を思わせる形は、見る人に元気や希望を与え、
夏の景色をより一層引き立ててくれます。

ひまわりは日本だけでなく、世界中で親しまれている花です。
中でもひまわりの国として知られているのが、ウクライナです。
ウクライナは世界有数のひまわりの生産国で、国土の広大な平原には、見渡す限りのひまわり畑が広がっています。
ウクライナの国花にも指定されており、国民の誇りや希望の象徴とされています。
また、ひまわりは平和の象徴としても世界中で知られています。
特に1996年、ウクライナ南部の核ミサイル発射基地跡地で、ウクライナ・アメリカ・ロシアの国防相が、核兵器の完全撤去を記念して、ひまわりの種をまいた出来事は、象徴的な平和のシーンとして語り継がれています。
こうした背景からも、ひまわりはただ美しいだけではなく、人々の心に強く残る力を持った花であることが分かります。

1日ごとに暑さも増す季節です。どうぞ健康にはご留意ください。



 


2025年07月11日