香港

以前メックのスタッフが、香港を訪れました。

今回は、海運とともに発展してきた香港の歴史についてご紹介したいと思います。

香港の歴史は、古くから海と密接に結びついています。唐の時代には、中国南部と東南アジアを結ぶ交易ルートの一部として機能していました。
しかし、現在のような国際貿易港へと発展したのは19世紀になってからのことです。
1842年、アヘン戦争の結果、南京条約によって香港はイギリスの統治下に入りました。
イギリスはここを自由貿易港として開放し、欧米と中国を結ぶ中継地として発展させました。
これにより、多くの商船が行き交うようになり、香港の港はアジア貿易の拠点へと成長しました。
19世紀後半には、造船や船舶整備のドックが次々と建設され、海運業も発展。
船の修理や補給のために世界中の船が香港に寄港するようになりました。
この時期に整備された港湾施設の多くが、現在も改良を重ねながら活用されています。
第二次世界大戦後、香港は急速に復興し、1960~1980年代には製造業と貿易が拡大。
特に海運業はさらなる成長を遂げ、世界屈指のコンテナ港として地位を確立しました。
1997年には中国への返還が行われましたが、一国二制度のもとで香港の国際貿易港としての役割は変わらず、現在も多くの貨物船やコンテナ船が行き交っています。
最新の港湾設備と効率的な物流ネットワークにより、世界中の企業が利用する重要な拠点となっています。

そして、出張の楽しみの一つが現地の食事!
今回は本場の揚州炒飯や小籠包などの料理をいただき、多彩なグルメを楽しむことが出来ました。

歴史と共に発展してきた香港。
今回の訪問でその魅力を改めて実感することができました。

 


 


2025年05月02日